タブレットを活用したイラスト制作入門のすすめ

●タブレットを活用したイラスト制作のメリット
①修正しやすい
アナログでイラストを描いた場合、下書きは鉛筆などで描くため、後から消しゴムで消さなければなりません。消しゴムを使う際には、紙が破れないように注意しなければなりませんし、インクが伸びたりして汚れないようにも気をつけなければなりません。また、インクで修正が必要になったような場合には修正インクを使わなければなりませんし、正直かなり手がかかってしまいます。タブレットでイラスト制作すれば、それらの問題が全て解決します。タブレットならばワンタッチで線を消したり、1つ前の状態や2つ前の状態など戻っていけます。全体的なバランスがおかしいと思ったような時にも、アナログだと大幅に修正していかなければなりませんが、タブレットならば特定の範囲だけ新しいイラストと差し替えたりできます。
②画材を揃えなくていい
アナログでイラストを描くならば、多くの画材を揃えていかなければなりません。画用紙、筆、絵の具、マーカー、色鉛筆、パステルなどです。タブレットならば、イラストソフトだけ購入すれば大丈夫。それらがすべて機能として搭載されています。画材を用意するのが面倒でイラストデビューできていない人も、タブレットならばすぐに取り掛かれるでしょう。時間もコストも短縮できて、イラストチャレンジへのハードルが下がります。
③レイヤーごとで加工できる
線、色、背景などそれぞれのパーツで修正や加工が可能です。これによりさらに繊細なイラストが描けますし、細かな修正も簡単に行えます。より理想的なイラスト制作が可能でしょう。
●イラスト制作に必要なもの
〇ペン
タブレットでイラスト制作するための、ペンが必要となります。ペン先が丸いもの、細いもの、様々な種類があります。最も自分に合うタイプを探しましょう。
〇イラストソフト
イラストソフトは、無料から有料まで様々なものがあります。まずは、無料から始めてみても良いでしょう。無料の体験版から気に入ったものを選んで、有料に切り替えるとより多くの機能が使えるようになります。初心者をサポートしてくれるようなソフトもあるので、タブレットでのイラスト制作に慣れていない人は、そのような初心者向きソフトを選ぶと良いでしょう。
●タブレットでイラストを描く方法
①イラストを決める
アナログでもデジタルでも同様ですが、まずは具体的にどのようなイラストを描くのか、具体的なイメージや構図を決めておかなければなりません。キャラクター設定、世界観の設定など細かく決めておけば、方向性がぶれることなくイメージ通りの作品が描けます。
②ラフ画を描く
どのようなイラストか具体的にイメージを決められたら、ラフを描いていきます。簡単なスケッチのことで、下書きの準備のようなものです。デジタルならば何度でもやり直せるので、大胆なラフを描いていきましょう。
③下書き
ラフが描けたならば、次は下書きしていきましょう。細かな下書きで、体の動きやキャラクターの表情など丁寧に描いてください。レイヤー機能を活用すれば、ラフと下書きを別々の画像として重ねられて、より描きやすくなります。
④仕上げ
線を描き、パーツごとに色で塗りつぶしていきます。イラストに立体感を持たせたり、動きを作りましょう。

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